西島伊三雄
昨日は、糸島の久保田農園から届いたバジルで、ペストジェノベーゼを仕込んでいました。
始めたのが遅かったので、朝方までかかっての作業になり、睡魔と闘いながら段ボールいっぱい
届いた摘みたてのバジルを加工していました。
久保田農園のハーブはいつも白い段ボールで送られてきます。かなりしっかりした素材の箱なので
色々と再利用しているんですが、箱にプリントされたイラストとロゴの雰囲気が凄くいいんです。
デザインされたのは、博多の歴史や文化をテーマに絵を描き続けた、故 西島伊三雄さん。
博多の町や福岡市のいたる場所には、数多くの西島作品が残されています。
そして、最後の仕事が地下鉄七隈線十六の駅のシンボルマークだそうです。病床での仕事だった
ようで、広告の裏紙にいくつものスケッチを描き、今のデザインが生まれています。
橋本駅のモミジ、次郎丸のホタル、福大駅前のトンビ、賀茂駅の鯰、いずれも地域の伝説や史跡に
ちなみながら自然を素材にしてあります。
『都会化する福岡にあって自然の大切さを知ってほしい』という気持ちがデザインに表れていて
愛らしく温かい十六のシンボルマークは、福博を愛した西島さんから市民への最後のプレゼントと
なりました。
・・・・・地下鉄に乗りたくなってきた。